「懐かしレコードこの1枚」針谷順子 #002 サーフサウンド

NHK朝のテレビ小説が「あまちゃん」以来快進撃を続けている。現在放映されているのは「マッサン」。ニッカウヰスキーの創業者夫妻の一代記だ。大正時代には珍しかった国際結婚の妻を演じているのが、シャーロット・ケイト・フォックス。彼女の顔を見ていると思い出すことがある。

この1枚#2

 1965年頃「カレン」というテレビ番組が放映されていたが、そのヒロインを演じたデビー・ワトソンとよく似ているのだ。今見比べてみると、当事はふっくら系の女の子の人気が高かったので、デビーはややふっくらしている。シャーロットは、今風のスレンダーという違いはあるが。
 テレビじゃない、これは音楽の話だぞと思ったあなた、今から今から。なんと番組の冒頭で、ザ・ビーチ・ボーイズの音楽が流れていたのです!

 ビーチ・ボーイズは、1963年の「サーフィン・U.S.A.( Surfin’ USA)」の大ヒットで日本でも知られていた。ノリの良いアップテンポのサウンドに、美しいハーモニーがカブる、“アメリカン”な音が気に入って、即買いに走った。

 しかし――

 なぜかレコードとして発売されたのはビーチ・ボーイズのものではなく、ザ・サファリーズの歌う「カレン」だったのだ。なんだかがっかりした思い出がある。
 まぁ、サファリーズだって、「ワイプ・アウト(Wipe Out)」というヒット曲をもつ、サーフ・ロックバンドなんだけどね。

 でもどうして、ビーチ・ボーイズ版が出なかったんだろう? 知っている方がいたら、教えて!

 デビーの声の吹き替えは、東映のお姫様女優、丘さとみ。ちょっと関西アクセントのアメリカ娘というミス・マッチが人気の原因かも。彼女と同期に、先日亡くなった高倉健がいる。

針谷順子